リノベーション実例
鳥山のリノベ
「住宅医」による「木造建築病理学」に則ったリノベーション。
愛知県岡崎市にある築58年(2017年時)の日本家屋の全面リノベーション。
「木造建築病理学」に則った調査・分析を行い、耐震・温熱・間取りにいたるまでフルスペックでのリノベーションを行った。
リノベーション前は典型的な田の字プランの間取りであり使い勝手が悪く、北側、西側は暗く空気の抜けもない状態。そして水廻りは不朽していた。面積的にも若世帯が暮らすには広すぎるため、内部を一室空間でまとめつつ、部分的に「減築」をし生活空間をしぼっている。減築部分は既存の屋根をそのまま残し半屋外空間のテラスとし室内に光と風の抜けをもたらしている。また深い軒下空間となっているので雨天時にも快適に使用できる空間となっている。
「鳥山のリノベ」 2017年竣工
所在地:愛知県岡崎市
延床面積:リノベ前191.81㎡、リノベ後169.55㎡(ともに小屋裏収納47.5㎡含む)主な仕様
外部
屋根:既存瓦葺き
外壁:ガルバリウム鋼板小波張り、杉本実板t-15
内部
壁:P.B+珪藻土クロス貼り、桧本実板t-15張り、シナ合板目透し張り
床:杉本実板t-15張り、畳敷き設計・監理:神谷建築スタジオ
構造設計:一級建築士事務所TE-DOK
施工:村越建設株式会社
木材:岡崎製材
家具:oguma
調査:NPO法人WOOD AC