リノベーション実例
旧徳山のリノベ
「住宅医」による「木造建築病理学」に則ったリノベーション。
住まい手の実家である岐阜県旧徳山村にあった建物を、ダム湖水没前に豊橋へ移築し暮らされていた。
「木造建築病理学」に則った調査・分析を行い、耐震・温熱・間取りにいたるまでフルスペックでのリノベーションを行った。
建物東側に庭があり、既植の樹木は大きく育っていたのだが、リノベ前には窓はなく、景色を全く望むことができなかった。また敷地特性として年間を通じて東側より風が吹いているのだが、この風も建物内に導くことができていなかった。そこで東側に大きく開口部を設け、既植の樹木達を眺められるようにするとともに、夏場の通風を十分すぎるほど確保している。
間取りも玄関の位置以外、水廻りも含め全面的に見直し、開放的でありながら落ち着いた空間を獲得している。
「旧徳山のリノベ」 2012年竣工
所在地:愛知県豊橋市
延床面積:215.18㎡主な仕様
外部
屋根:既存瓦葺き
外壁:ガルバリウム鋼板角波張り、杉本実板t-15オスモ塗装
内部
壁:既存土壁+漆喰残し、P.B+珪藻土塗り、杉本実板t-15張り
床:杉本実板T-15張り、畳敷き設計・監理:神谷建築スタジオ+岐阜県立森林文化アカデミー木造建築スタジオ
施工:株式会社 荒川工務店
家具:岐阜県立森林文化アカデミーものづくり研究会
キッチン:oguma
ストーブ:ファイヤーライフ愛知南
調査:岐阜県立森林文化アカデミー木造建築スタジオ