新築実例
中央の家
名古屋市郊外の住宅地の中にある造園業を営む若世帯のための木の住まい。
相談に来られた当初は住まい手の感覚は雨露を凌げればいいという感じでしたが、話を伺っていくなかで隠れている要望をくみ取り、前庭・通庭・中庭・後庭の4つの庭を持つセミコートハウスとして計画をしました。
道路側のボリュームは将来的に自営されている造園業の事務所や教室など、フレキシブルに使えるようにフリースペースとしてあります。そのフリースペースが道路側からの視線を遮ってくれるので奥の生活スペースは日中はカーテン、ブラインドをしめることなく中庭に全開放で生活ができます。中庭ー後庭の距離も近いので風の抜けもよく、夏場もほとんどエアコンをつけることなく生活できているようです。
住まい手により整えらえた趣の異なる4つの庭の景色から季節の変化を敏感に感じられる木の住まいとなっています。
「中央の家」 2013年竣工
所在地:愛知県小牧市
建築面積:93.24㎡
延床面積:114.77㎡主な仕様
外部
外壁:モルタル金鏝の上弾性リシン吹付け、杉本実板t-15 Osmo塗装
屋根:ガルバリウム鋼板立ハゼ葺き
内部
床:杉本実板t-15
壁:P.Bの上エッグウォール貼り
天井:Jパネルt-36アラワシ
サッシ:木製建具+ペア硝子(A12)、アルミサッシ+ペア硝子(A12) 断熱
屋根:フェノバボードt-45
外壁:GW16Kg t-100充填
床:フェノバボードt-45設計・監理:神谷建築スタジオ
施工:有限会社 足立住建
木材:阪口製材
作庭:庭処 木蓮
キッチン:インターテック
家具:oguma
薪ストーブ:ストーブ工房 山林舎(オリジナル)
撮影:神谷建築スタジオ和モダン Vol.6掲載 (2013年 新建新聞社 刊)